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エアーバッグRacingSuit・モタード レーシングスーツ(革ツナギ)開発コラム

メンテナンス

バンクセンサーベース取り付け

before01後付加工(後付オプション)の最たる例であるバンクセンサーベース取り付け!
今回はドゥカティ・セパレートスーツ(ダイネーゼ製)のパンツのみのお預かり”
近年頻繁に行われる様になった一般向けの「走行会」への参加のためにと、ツーリング仕様のスーツへの取り付けの依頼が多い。
また、モタード専用スーツへの依頼も増えている。
これはおそらくロードレース出身者が増えてきたためであろうと思う次第。
※:モタードマシンはオフロード車ベースである事から膝を擦る「ハングオン」ではなくオフスタイル(足を前に出してコーナーリング)が一般的だがコーナーによってはハングオンスタイルが速い場合があるという。
after01さて、後付加工はどのようなスーツでも「可能か」との質問も多く頂く訳だが、答えは「可能」である。
しかし、メーカーによって難易度が大きく変わり「費用対効果」に疑問だ出る場合もf^^;)
どんな場合かと言うと膝カップ部が旧式(inポケットタイプ)の場合ポケットを1度バラす(分解)する必要があり、多くの場合インナー(裏地)がスーツ一体型のためにどうしてもコスト高になってしまう。>>参照記事「着脱インナー
例えばフォルツァ(FORZA)FS-501等の着脱インナータイプの場合はリーズナブルに取り付け出来る。
※:着脱インナーを採用しているスーツの場合、膝カップ部も比較的「inポケット式」は少ない。
☆:写真クリックで拡大画像/Before(Photo1)・After(Photo2)

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見事な引き裂け!

before01オフシーズン=リペア・メンテナンスVol.2 修理編(他社)のご紹介!
一見少々年季の入った何でもないスーツであるが右膝を見ると見事な「引き裂け」具合である(>_<)
おそらく体は守ってくれたのだろうが、これが海外ブランド(<<参照)の基本的な強度なのだろう!?(これを国産メーカーがやってしまうとたちまち「どこどこのツナギは破れる!」と悪評がたってしまうのは些か腑に落ちない訳であるのだがf^^;)
before02縫製的には差程変わった感は無い!?おそらく「革」「糸」の強度なのではと思うのだが見事に破れたモノである。(Photo2)
全体をチェックしてもそれ程激しい転倒とは思えないダメージであるのだが...。
他には袖ニットの破れ確認、ここはコスト・ビジュアル(多少^^;)を考え内側にパッチ当て&補強ステッチで対応!
after02さて、問題の「膝の破れ」であるがこれは一部パーツが裂け縫製・ステッチも破損状態なので通常「パッチ当て」で処理するところだが、スーツの中でもライディング時は目立ってしまう「膝」部分であるためパターン作成パーツ交換(一部)処理を施すことに(^^)v
メーカーによってパンチングの型・ロットによるカラーの違いはある程度ご理解頂き、まぁ遜色のないレベルでリペア完了である(^^)
after01-s※右膝の不自然な陰(TopPhoto)が消えた事がお分かりだろうか(^^)v


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シーズンオフはメンテナンスを!

袖 リペア前レース業界はストーブリーグ突入で様々な情報が飛び交う中如何お過ごしだろうか!?
そんな折り、シーズンオフの間にと革つなぎ(日頃体を守ってくれている)のリペア依頼を受けた次第。
最近では、全日本選手権等ではさすがに見る事はほとんど無いが地方選手権・ミニバイクレース等では時折、ビックリする程ボロボロのスーツを目にする時がある(>_<)
袖 リペア後まさに「革ツナギを着ないと走らせてくれないから有れば良い”」と聞こえてくる様である。
残念ながら本来、革つなぎの存在意義である「体を守る」を忘れてしまっているのだろう!?
さて、依頼を受けたスーツは「よくぞここまで」と思うほどにダメージが酷い(>_<)
主にミニバイクレースで使っているとの事だがこれまでの経緯を聞くと我ながら「丈夫だなぁ〜!?」とも思わせてくれたのだが(以外だがミニバイク程丈夫なスーツが必要!?とも^^;)
太腿〜尻 リペア前仕上がりは、Photoを見て頂ければBefore(上)・After(下)は一目瞭然(^^)v
革つなぎの修理といっても大きく分けると応急修理・通常修理・パーツ交換の3種類。※Photoは通常修理
状況に応じてチョイスするのだが「仕上がり」「コスト」「お預かり期間」等大きく変わってくる。
そして、以外と見落としがちなのがインナーパットのダメージである。
是非併せてチェックしたいモノである!
太腿〜尻 リペア後-------------------
1)応急修理
ダメージのある部分にパッチ当て・再ステッチ等を字の如く「来週のレース車検が通りそうもない」等の最低限の修理
時間も掛からずコストも安く済むがあくまで最低限車検が通るレベルなので耐久性は低くビジュアル的は多少目をつぶってもらう様であるf^^;)
2)通常修理
基本は応急と同じダメージのある部分にパッチを当て・再ステッチであるが、Photoの様に今後の耐久性、ある程度のビジュアルを考慮ししっかりとリペア!
※PRIDE1であればLogo・ワッペン等も張り替え
3)パーツ交換
ダメージのある部分のパーツを交換
ビジュアル的には一番であるが手間の掛かる作業になるためもちろんコストは高く時間も掛かる。
また、革の色はその時のロット・紫外線によって若干変わるため新しいスーツ以外はコストの割には賢明とは言い難いかと!?
※:PRIDE1リペアは他メーカーも承っておりますのでご相談下さいm(__)m
-------------------
予算等掛かる話ではあるが、何事も「備えあれば憂いなし」をお忘れ無く(^^)
そしてまたこれも前々回Blog掲載の「着脱式インナー」がその(コスト)手助けになる事は言うまでもない(^^)v

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メンテナンス・カビ対策編

スプレー式ミンクオイルライダースーツ(革ツナギ)のメイン素材である「革」の天敵は「カビ」
カビの原因はご存知の様に湿度と温度が高い時に発生しやすい。
更に「汚れ」が大敵である!!
日頃からビニールなどを被せず風通しの良い所に保管して欲しいものである。
もしもカビが生えてしまったら、水に濡らした上、堅く絞った布でカビを拭き取り、陰干しした後に軽くミンクオイルを塗るのが良いとされている。
だが、やはりこの場合も塗りすぎに注意である!
市販でスプレー式のミンクオイルが塗り過ぎ防止には、重宝である。
また、しばらく着ない時等は少し入念に、汚れた部分を堅く絞った布で拭いて(他は乾拭き)後軽くミンクオイル。
※:この場合、ウェスにスプレーしてそれで乾拭きで十分である。
シーズンオフの保管方法も同様であるが、注意としては「ビニールを被せず」「壁にかけず」である。
密閉・密着がカビの棲家となるからである。畳んでしまうのは持っての他と心したい。
スーツはあくまで形を整えてハンガーに掛け(ブラブラと^^)から風通しの良い日陰で保管する。
※:ホコリ対策でスーツに掛けるのであればコットン製の布がベストであろう!
前々回の「メンテナンス」でご紹介した「SOFT99 革クリーナー」は「除菌防カビ・ミンクオイル配合」なので十分に代用出来ると思える隠れた名品である。
但し、ミンクオイル含有量が少ないので2度塗りが良い様である(^^)
※:上記対策を講じても運悪くカビが生えてしまい、匂いまで出てきた場合はクリーニングをお勧めする次第だ。
また、近年の革ツナギは裏地が着脱できるので、裏地を外して洗濯後別で保管するのがベストである!!
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メンテナンス・レインコンディション編

cfcc9d89.jpg遅ればせながら「明けましておめでとう!!」
さて、昨年末「メンテナンス第一弾」を掲載した訳だが早速その続編を(^^)
■レインコンディション編
革は水に濡れると変形したり、カビが繁殖しやすくなる。
そして、乾く段階で水分と一緒にオイル分が抜けて繊維が縮んで固くなってしまう。
雨のレースなどで濡らしてしまった場合は、乾いた布で水分を拭き取り、形を整えて風通しの良い所で陰干し。
乾き具合を見ながら、半乾きの時に“軽く”ミンクオイルを塗り、再度形を整えて陰干し!!
※その時のポイントは“袖を通しす”である(着ずらいとは言わずに^^;)
さて、雨のレースで最大の問題はなんといっても「転倒」(>_<)
ちょっとしたスリップダウンであれば、上記の要領で問題ないのだがエスケープゾーンの滑走は、ほとんどの場合「泥だらけ」である。
この場合は本来の「革メンテ」では邪道であるが思い切って直ぐに「水洗い」
そう”戻ってきたら近くの水道にホースをつけて「着たままでジャーッと!」やって頂くのが結果的に一番良い様である。
何故なら、「泥染め」という言葉がある様に泥が着色してしまうのである。
もちろん革のためには出来るだけ濡らさない方が良いのだが、雨での走行で既に革ツナギは濡れてしまって、しかも「泥色」に成る位なら洗ってしまえという訳である!
それから汚れのひどい所には「サドルソープ」を使うのが良い!
その上で上記の要領は欠かせない。
また、クリーニングに関しては多少コストはかかるが3,4年に一度位は出して欲しいものである。(シルバー系の艶が無くなる事があるが...)
これは私事(ある意味「願い!」)であるが、長年着用した革ツナギの修理の際の「悪臭」はなかなか強烈である!!
※:当方にご依頼頂ければ、専門のクリーニング後に簡単なホツレ修理をサービスしています。
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メンテナンス

革クリーナー「革」といえば「ミンクオイル」という位にスタンダードなのだが、革ツナギの場合使用目的の特異度もあり多少の注意が必要だ”
一般的に「革製品=一生モノ」というイメージが強い様だがRacingSuitと名の付く革ツナギであるから他の革製品と同じという訳にはいかない訳である。
「何故?」革ツナギはファッションアイテムでも防寒服でも無く体を守るアイテムなのだ!
故に、転倒時に「革」の特性を生かして滑ってもらい増してや破れてもらっては困るのである。
仕事柄リペア等で預かる事が良くあるのだが、「大事に」手入れをしている革ツナギほど(>_<)なのである。
おそらく「ミンクオイル」で手入れしているのだと思うが簡単に言えば「塗り過ぎ」なのである。
もちろん「革」にとって油分は重要なのだが「必要以上」は特に革ツナギ重要な機能を損なうのである。
想像頂ければ分かると思うが「塗り過ぎ=ベタベタ」そう”滑りが悪くなりグリップしてしまうのである。
また、適度なメンテナンスを行っていれば革の部分は相当年の耐久性はあるのだが革ツナギの中で一生モノに成り得ない所は「糸」なのである。
糸の劣化があっても他の革製品であれば十分なのであるが革ツナギの場合「転倒」という「衝撃」加わる訳である。
強度の高いKEVLAR糸をもってしても疑問が残る次第である。
さて、話をメンテナンスに戻すとして「ミンクオイル」に使い方だが、まず濡れた場合以外極力塗らず、濡れてしまった場合のみ使用する。
使用する場合は革ツナギ本体に直接塗る事は避けてウエス等に少しだけ付け出来るだけ軽く塗る事が大事である。
また、汚れ等に対しては固く絞ったウエスで水拭きが基本で、その後軽くミンクオイル。
汚れがヒドイ場合・カビ等は「革クリーナー(Photo)」が色々使った中でなかなかお勧めである!
また、ブラックマーク(タイヤ)等には消しゴムが以外に有効である。
雨の転倒時のメンテナンスについては次回にとしておこう(^^)
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