カンガルー皮革'09プライドワン新素材第一弾!!
カンガルースーツは10数年前の鈴鹿WGP(現MOTOGP)のパドックでダイネーゼ製のスーツを見たのが始まり。供給していたライダーのチームメイトのスーツだったので細かなところまでチェックさせて頂いて、その軽さに驚いたものだった。その当時、カンガルーを採用していたメーカーはダイネーゼ位だったと記憶している。
日本ではなかなか入手が困難ということもあり牛革で試行錯誤して軽量化(数名のWGPライダーにも供給していた)を開発したことを思い出される。
今でも日本では入手困難であるが、この度海外にあるルートを通してある程度ではあるが供給できる目処が!?
前回記事で紹介の'09 PRIDE1ライダー中本 翔選手(全日本GP125cc)にとって「軽量レーシングスーツ」は必須アイテム!
WGPで開発した「軽量化」のノウハウと「カンガルー皮革」の融合は彼にとってもタイムリーである(^^)
さてカンガルー革だが、届いて早々に包みを開けてみると何しろ薄い!「これで大丈夫なの?」と思うほどである。しかし、もちろん「MFJ公認」の皮革テストはしっかりとパスするのである。
もちろん牛革の2/3程度の厚さであるから、絶対強度は牛皮革(国内生産)には及ばない」とのテスト結果の様である。
※:PRIDE1としては「牛革・カンガルー革のミックス」での供給予定で、"フル"カンガルースーツは、仮に破れても体を守れればOKというMOTOGPライダーの様なサポート供給されているライダー用と考える次第である。(以前記事にした「海外ブランド」と考え方は同じといえる。
革のサイズは牛革と比べると版が小さい
※:写真の白い部分が牛革でちなみに半頭分である。
小さい分、大きなパーツが取りにくい・ロスが多いなど裁断も技術が必要になってくる。
そして、気になる原価コストはなかなかの値段である(>_<;)
※:PRIDE1的にはダメージリスクの小さい部分で使い軽量化とコストのバランスで開発中。
また、カンガルーは革が薄いため軽量化はもちろんのことフィット感等にも優れ着心地も重要な「ツーリング(峠仕様頭)スーツ」にベストな素材ではないかとも考えている次第である。
コスト的な問題もあるので、供給は「オプション」となるが、1つ大きな戦力が加わったことは言うまでもない(^^)v

PRIDE1.JP
プライドワン.JP