一品モノと量産品となる訳だが、革ツナギの場合他の用品(洋服等)と違って価格差が少ない様に思う。しかも「身を守る」という機能が付いている!
時に時速300KmOverでの転倒もあり得るコース上での最後の砦という訳である。
それにしては「安い!」とお考え頂けないモノだろうか(^^;)
タイトル=>>「何処が違う」を極論から言えば「吊し」は出来上がっているツナギにユーザーさんが合わせる、「オーダー」はその名の通りユーザーさんにツナギを合わせるという事になる。
当然「身を守る」が革ツナギの最たる所でこの差は大きな意義を持つ。
「窮屈」は走りを拘束し、必要以上の「ゆるみ」は転倒時のパッド類のズレを呼び、空気抵抗を大きくする。
さて、オーダーの場合、デザイン・カラー・logoネーム等が自由に選べる特典もある。
logoネーム等に関しては「吊し」でも可能であるが、既に形になっている状態に対しての作業であるから限界はある。
想像して頂ければお分かりと思うが文字1つ縫いつけるにも製品(ツナギ)を抱えてその文字をミシンが1周しなければならない。
オーダーの場合は製作途中のパーツの段階で作業する故、細かい加工が可能になりユーザーさんの希望に添う事が出来る。
当然、価格は数万円変わってくるので運良く「吊し」が合う方はお買い得である。
また、メーカーによっては吊しとオーダーの中間の「イージーオーダー(※)」を用意している所もある。
これは有る程度オーダーに近い事は出来るのでコストパフォーマンスを考えるとお勧めだ!但しほとんどの場合吊しを試着出来る事が前提である。
「吊し」に関してこの業界にいて一つ疑問?なのだが各メーカーのサイズグレーディングが異なる事だ!
同じ「L」表示でも1サイズ以上違う場合があるのでサイズ表示に惑わされず試着して頂きたいものだ。
おそらくこれは革ツナギの特性の「体にフィット」「動きやすさ」「革製」を融合させる開発過程に置いて各メーカーの「余裕(ゆとり)」の取り方の違いにより生まれてしまったモノだと考えられる。
また、当時ストレッチ素材等が存在せず全て「革」で作られていた事もその幅を大きくした要因になるかと思う。
いずれにしても革ツナギは「無いとサーキットを走れないからとりあえず」では無く「身を守る重要なアイテム」としてお考え頂きたいと切に願う次第だ。
※:吊しのデザイン・サイズを基本に多少のAdjustを行い併せてカラー等の変更も出来る別注ツナギ

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