580b300e.gifKEVLARの原料である「アラミド繊維」は、1960年代に空軍パイロットの命を守るために開発されたといわれるスーパー繊維である。
以来、素材の資質の高さから、様々な加工技術によって多くの最先端素材として活躍している!
例:ブレーキパッド・クラッチ板・ガスケット・タイヤ等、最近では光ファイバーケーブルにも使われているという。
KEVLARはパラフェニレンジアミンとテレフタル酸の重合によって、分子構造が剛直で直鎖状の骨格を持つために鋼鉄の5倍の引っ張り強度を持ち、耐熱(分解温度 約500℃)・耐摩擦性も高い.
※F1ドライバーSuitでも使用されるノーメックスR(NomexR)もアラミド繊維類を布地に加工したものである。

さて、素材の説明が長くなってしまってm(__)m
PRIDE1 SuitではKEVLAR製の糸をステッチとして使用している。
素材説明で書いた通りに何しろ強い!!
何故なら、当方他メーカーでも修理を受けている経緯からPRIDE1 Suitと他メーカーでのステッチ切れの差が著しく違うのである。
ポリエステル糸も引っ張り強度はある程度強いとは言え、耐熱・対摩擦性は弱い
※:耐熱・対摩擦性が強いといわれるボンド糸も試してみたが及ぶものではなかた。
但し、強いからといって全ての縫製をKEVLER糸では駄目なのである!
何事も「適材適所」という事だ!(詳細は企業秘密につき悪しからずf^^;)
また、紫外線に弱いという一説があるが10年選手でも全くと言って良い程問題がない(^^)v
しかしながらとてもコストが高く、よく使われているポリエステル糸の約9倍である(>_<)
そんな理由からか、素材としてはピカイチであるが既製品での使用は皆無である。
※いくつかの他のオーダーメーカーでもケブラー糸を使用している様である。
この様に書いてしまうとオーダーSuitの良さが見えてきてしまうが「転倒」→「修理」が避けられないレーサー諸君には修理コスト(ステッチ1本/1,000円程)に関ることなのでレース予算を踏まえチョイスして欲しいものである。
ツーリングユースは予算に応じてという事だろうか!?

PRIDE1
http://pride1.jp